Capítulo 1 de 2 · A2 · Fácil
やどりぎの枝
El cuarto día del mes de los narcisos
雪婆んごは、遠くへ出かけていました。猫のような耳と、ぼやぼやした灰色の髪をした雪婆んごは、西の山脈の雲をこえて、遠くへ行っていたのです。
一人の子どもが、赤い毛布にくるまって、雪の丘のすそを、家の方へいそいでいました。子どもは一生けんめい、カリメラのことを考えていました。「カリメラなべに赤砂糖とザラメを入れて、水をたして、くつくつ煮るんだ」。
丘の上には、二ひきの雪狼が、まっ赤な舌を出して歩いていました。雪狼は人の目には見えません。そのうしろから、白熊の毛皮の帽子をかぶり、顔をりんごのようにかがやかせた雪童子が、ゆっくり歩いてきました。
丘のてっぺんには、大きな栗の木が一本立っていて、金色のやどりぎをつけていました。雪童子が「とっといで」と言うと、雪狼は木にはね上がって、赤い実のついたやどりぎの枝を取ってきました。
雪童子は、丘のふもとの細い雪道を、赤い毛布の子どもがいそいでいるのを見つけました。「あいつは昨日、炭のそりを押して行った。砂糖を買って、自分だけ帰ってきたな」。雪童子は笑って、やどりぎの枝を子どもに投げました。枝は子どもの目の前に落ちました。子どもはびっくりして枝をひろい、きょろきょろあたりを見まわしました。